ひぐらしの鳴き声。山道。展望台。夕立。『うたかた祭』をやってきた。

『祭の夜には お面をつけて 死者が この世に もどってくる。』

 

お祭りの夜を舞台にしたゲームアプリ『彼女は最後にそう言った』によって僕にとって特別となった8月14日。この日を僕らでさらに特別なものにしてきました。

入間川が「8月14日にうたかた祭やろうぜ!」という謎の提案をしたのですが、SYUPRO-DXメンバーは律儀にも僕のノリ発言を覚えていたのでありました。

昼間、僕のケータイにこんな画像が送られてきました。

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ああこれはやる気だなと。

「買った!」

「まじか!やっちゃう!?やっちゃう!?」

僕らが住んでいるのは、待宵村ではないので既にうたかた祭でもないのですが、そういう細かい事は一旦失念するくらいテンション上がってしまったので。

始まりました。

『俺らのうたかた祭』

ちょうど明日、地元のお祭りが、公民館のグラウンドで開催される予定なので盆踊りのためのやぐらが組んである事を知っている僕らは、まず例のお面を携えお祭り気分を先に味わっちゃおうぜ!という事で公民館に向かいました。

夕暮れのグラウンドでは少年達がダッシュしていたり、お年寄りがお散歩をなさっていました。今日は久々に涼しい一日でしたね。

やぐらが組んであるとはいえ、今日はまだお祭りではありません。
いい歳の大人がお面をつけてグラウンドではしゃいでいる様は、場合によっては通報モノです。「お調子者の愉快なお兄さん達のアイタタ」くらいに解釈してくださった市民の皆様には多大なる感謝の意を述べたい。


和やかに自撮りなんかキメてみたのですが、思ったよりホラーな仕上がりになっていました。このお面の下では愉快な満面の笑みであることを補足させてください。

「引きでみたらものすごく切ない絵面なんだろうな。」くらいは覚悟していたのですが、全然引きで見なくても余裕で予想を飛び越えて切ない仕上がりでしたね。でも僕らはめげたりなんかしません。涼しい顔で場所を変えて『俺らのうたかた祭』を続行する猛者達、それがSYUPRO-DXなのです。

『彼女は最後にそう言った』では、
主人公の元に届いた一通の手紙から物語が始まります。

中にはノートの切れ端。

「お祭の夜 展望台で待ってます」

 

行くっしょ!展望台!

僕らの住む町を囲む山の上にある展望台のおぼろげな記憶をたどり、大幅に道を間違えつつも到着しました。

結構暗くなっていました。
山の中はなおさら。
ふもとから展望台まで山を登る際、展望台へ続く道に立て看板があるのですが、間隔が広すぎて「道ふたつあるじゃん。どっち?」なんてこともありました。

「どっちもいけるんじゃん?イージーモードとハードモードじゃね?」

「断然イージー希望だわ。どっちだろ。」

「よし、ここで二手に分かれよう。」

「ホラーの定番か!」

なんてウキウキで登り始めたのですが開始数十秒で既に僕ら息切れハンパないことになっていましたからね。インドア派め!今も若干足筋プルってます。

展望台が見えてくると足早になるのは、遠足を思い出して素敵でしたね。息切れハンパなかったですけど。今思い返して補足してますけど。実際は『素敵』なんて単語を脳裏に浮かべる余裕ありませんでした。
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懐かしの展望台!
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テンション上がってまたもや自撮りです。
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ロケーションが良いと、写真って撮影しただけでもう満足しちゃうものなんですね。僕のケータイにはブレまくった画像がいっぱい入っていました。
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デフォルメされたゲームの世界の中だとすぐ行けるのですが、
リアルに展望台に行くとなると、結構高い所に位置するモノなので呼び出されたらそれなりに覚悟を決めなければならない事がわかりました。

展望台で待っているという手紙の主も相当な覚悟が要ります。

なぜって、日暮れ時の展望台ってめちゃくちゃ怖いからね!

基本人通りが無いような場所ですからね。

先の見えない山道の暗闇からお面かぶった人が来たらもうね。

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なんかね。
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ちょっとね。

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もうね!

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こわい!こわいよ!

想像に難くないはずです。
三十路の男達が誰もいない山道でお面をかぶって汗だくではしゃぎ回っているその様のシュールさ。

でもいいんです。僕らは楽しんでいました。
「来年はもう少し賑やかに、うたかた祭ができたらいいね。これはこれで面白いけど。」

なんて言いながら展望台を後にするのは、悪くないものです。

展望台を後にして歩き出した直後、夕立が降り始めて、それはもうものすごい勢いで雨粒が木々の葉に当たる音が山道を埋め尽くして、僕らは結構本気でふもとまで走ったのですが、走りながらも「今ここで足滑らせてくたばったらめっちゃ恥ずかしいよねー!」「お面持って山道ではしゃいだ帰りとか報道に困るー!」なんて無駄口を叩いておりました。

ひぐらしの鳴き声を背に夕立を浴びながら吹き出す汗よりも早く足を突き出し山道からアスファルトに飛び出すなんて!まるで少年の夏休みのようではないか!
そんな面映ゆい記憶を更新し『俺らのうたかた祭』は夕立ダッシュにより幕を閉じたのであります。

またしても僕の特別が増えました。

筋肉痛はちゃんと明日くるのかな…?

 

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