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新作『終わらない夕暮れに消えた君』リリース

iOS/Androidアプリ『終わらない夕暮れに消えた君』がリリースされました。
今回も作中の楽曲や効果音をつくりました。
入間川サウンドパラダイスです。主に制作中の俺の頭がパラダイスでした。
夢中になってぶわーっとつくっていたので「あ、たぶんこれ振り返れる頃には記憶ほどんど消えてるな」と思いつつ、リリース後の今になって振り返ると、つくってる最中に「今のこういう感覚とかを居酒屋とかでダラダラと話したい」みたいなことがあったのを思い出したので、書いてるうちに思い出していかないかなというアレで今こうしてるアレな次第です。

情景が思い浮かぶような横田特製文書によりシーンの楽曲のイメージがぶわーっとあったのはさっき思い出しました。「こんな感じでいこうかな」みたいな雑談をしている最中に浜中から「夕暮れの話だから〜」みたいなアイディアをもらいつつつくり始めたら、結局それが自分でも納得の最適解だった、みたいなこともあったような気がするのですが、それをどうやって実現したのかの記憶が抜け落ちてるのが惜しいところです。

先に「ここはこんな感じの流したい」っていう楽曲を揃えた上で。
実際に画面上で動かしつつ曲を流して「やっぱちょっと変える」みたいなことはこれまでもちょいちょいやってきたのですが、今回は制作終盤になってワンシーンまるごとこっそりと曲を追加したりもしてました。
そういう「俺サプライズするぜヒャッハー!」みたいな一人ワクワクポイントとかもありました。ミスったらすごくカッコ悪いなというのに今気づきましたがその時はノリノリだった気がします。結果オーライです。

今回からグラフィックにも手を出しております。
アプリでこれまでリリースされてきたタイトルの浜中、横田とで打たれてきたドット絵ノウハウをラーニングしてこれまた夢中で打った。打ちまくった。すごく楽しかった。

手を動かす部分が増えると、見えてくるものも増えるな、という当たり前のことを再確認しました。
「奥が深い。」とか当たり前のことをさっきもつぶやいていたような気がします。
「奥が深い。」というのは「今まで俺は浅い部分しか見ていなかった。」と言ってしまっているようなものですね。言ってしまおう。俺は浅い部分しか見ていなかった。深いレベルにいる人から見れば今もそうかもしれないけど。でも昨日よりは今日の方がちょっとだけ浅くない。たぶん。そう感じで深いところをみれるようになっていくんだと信じたい。深いところで泳ぎたい。

パッと見てぶわっとくる「すげぇ!」っていうのを目の当たりにすると同時に、そういう「今まで全然気づかなかった!すげぇ!」っていう部分も少し見えてきて。

そんな感じで、チームのメンバーが担当してる、シナリオやシステムなどの領域を近くで目の当たりにしてると、彼らと、そこから世に出回るいろんな制作物を眺める目にリスペクトの光が加わったような気になるのです。「なんて丁寧なつくりなんだ!」って。レコーディングで、いい感じのテイクを生み出すプレイヤーをコントロールルームから眺めてる感じに近いかもしれない。「ヤバいフィルイン録れちゃってるよ!」って椅子から跳ね上がるような。

そういう、メンバーが各々、力を尽くす感じがたぶん好きだったんだと思う。今後もそうだしそういう人間でありたい。っていうかみんな好きだよね。みんなって誰?とりあえず俺とお前は確定じゃね?うん。

そういうあれこれを経て、色々結集して、みんなに届くところまで進んでこれた、というのはやはり嬉しいものです。ぜひプレイしてほしい。思い入れの分だけ期待も不安も大きくなってるからぜひプレイしてほしい。

【iOS/Android】終わらない夕暮れに消えた君
サントラも配信されたんだ。「手元に置いておきたい」という曲になってたらとても嬉しい。そういう曲がみつかった時の気持ちを俺も知ってるからね!

喜ばしくもリリースから「よかったよ!」ってな具合にお言葉を頂戴する。嬉しい。自慢だ。プレイした直後に、目の前に俺が立ってたら「あ、よかったです。」ってとりあえず言わなきゃいけないみたいなそういうプレッシャー生まれるけど、目の前に俺がいることはほとんどないわけです。でも俺らに「よかったよ!」って言ってくれる。そういうの嬉しいよね。
目の前でならともかく、レビューとかツイッターとか、ネットは良くも悪くも言えるし、何も言わないこともできるけど、その上で「よかった!」って言ってもらえるのは本当に嬉しい。「あ、これマジなやつだ!」ってなるからね!ものすごくハイになります。俺にとって感動的な出来事です。

思い出せたことはあんまり多くなかったけど、書いてるうちになんか敬意とか感謝が増してきました。
少しだけいい人間に近づけたような気がします。
今夜はよく眠れるような気がします。
それではおやすみなさい。

ひぐらしの鳴き声。山道。展望台。夕立。『うたかた祭』をやってきた。

『祭の夜には お面をつけて 死者が この世に もどってくる。』

 

お祭りの夜を舞台にしたゲームアプリ『彼女は最後にそう言った』によって僕にとって特別となった8月14日。この日を僕らでさらに特別なものにしてきました。

入間川が「8月14日にうたかた祭やろうぜ!」という謎の提案をしたのですが、SYUPRO-DXメンバーは律儀にも僕のノリ発言を覚えていたのでありました。

昼間、僕のケータイにこんな画像が送られてきました。

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ああこれはやる気だなと。

「買った!」

「まじか!やっちゃう!?やっちゃう!?」

僕らが住んでいるのは、待宵村ではないので既にうたかた祭でもないのですが、そういう細かい事は一旦失念するくらいテンション上がってしまったので。

始まりました。

『俺らのうたかた祭』

ちょうど明日、地元のお祭りが、公民館のグラウンドで開催される予定なので盆踊りのためのやぐらが組んである事を知っている僕らは、まず例のお面を携えお祭り気分を先に味わっちゃおうぜ!という事で公民館に向かいました。

夕暮れのグラウンドでは少年達がダッシュしていたり、お年寄りがお散歩をなさっていました。今日は久々に涼しい一日でしたね。

やぐらが組んであるとはいえ、今日はまだお祭りではありません。
いい歳の大人がお面をつけてグラウンドではしゃいでいる様は、場合によっては通報モノです。「お調子者の愉快なお兄さん達のアイタタ」くらいに解釈してくださった市民の皆様には多大なる感謝の意を述べたい。


和やかに自撮りなんかキメてみたのですが、思ったよりホラーな仕上がりになっていました。このお面の下では愉快な満面の笑みであることを補足させてください。

「引きでみたらものすごく切ない絵面なんだろうな。」くらいは覚悟していたのですが、全然引きで見なくても余裕で予想を飛び越えて切ない仕上がりでしたね。でも僕らはめげたりなんかしません。涼しい顔で場所を変えて『俺らのうたかた祭』を続行する猛者達、それがSYUPRO-DXなのです。

『彼女は最後にそう言った』では、
主人公の元に届いた一通の手紙から物語が始まります。

中にはノートの切れ端。

「お祭の夜 展望台で待ってます」

 

行くっしょ!展望台!

僕らの住む町を囲む山の上にある展望台のおぼろげな記憶をたどり、大幅に道を間違えつつも到着しました。

結構暗くなっていました。
山の中はなおさら。
ふもとから展望台まで山を登る際、展望台へ続く道に立て看板があるのですが、間隔が広すぎて「道ふたつあるじゃん。どっち?」なんてこともありました。

「どっちもいけるんじゃん?イージーモードとハードモードじゃね?」

「断然イージー希望だわ。どっちだろ。」

「よし、ここで二手に分かれよう。」

「ホラーの定番か!」

なんてウキウキで登り始めたのですが開始数十秒で既に僕ら息切れハンパないことになっていましたからね。インドア派め!今も若干足筋プルってます。

展望台が見えてくると足早になるのは、遠足を思い出して素敵でしたね。息切れハンパなかったですけど。今思い返して補足してますけど。実際は『素敵』なんて単語を脳裏に浮かべる余裕ありませんでした。
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懐かしの展望台!
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テンション上がってまたもや自撮りです。
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ロケーションが良いと、写真って撮影しただけでもう満足しちゃうものなんですね。僕のケータイにはブレまくった画像がいっぱい入っていました。
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デフォルメされたゲームの世界の中だとすぐ行けるのですが、
リアルに展望台に行くとなると、結構高い所に位置するモノなので呼び出されたらそれなりに覚悟を決めなければならない事がわかりました。

展望台で待っているという手紙の主も相当な覚悟が要ります。

なぜって、日暮れ時の展望台ってめちゃくちゃ怖いからね!

基本人通りが無いような場所ですからね。

先の見えない山道の暗闇からお面かぶった人が来たらもうね。

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なんかね。
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ちょっとね。

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もうね!

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こわい!こわいよ!

想像に難くないはずです。
三十路の男達が誰もいない山道でお面をかぶって汗だくではしゃぎ回っているその様のシュールさ。

でもいいんです。僕らは楽しんでいました。
「来年はもう少し賑やかに、うたかた祭ができたらいいね。これはこれで面白いけど。」

なんて言いながら展望台を後にするのは、悪くないものです。

展望台を後にして歩き出した直後、夕立が降り始めて、それはもうものすごい勢いで雨粒が木々の葉に当たる音が山道を埋め尽くして、僕らは結構本気でふもとまで走ったのですが、走りながらも「今ここで足滑らせてくたばったらめっちゃ恥ずかしいよねー!」「お面持って山道ではしゃいだ帰りとか報道に困るー!」なんて無駄口を叩いておりました。

ひぐらしの鳴き声を背に夕立を浴びながら吹き出す汗よりも早く足を突き出し山道からアスファルトに飛び出すなんて!まるで少年の夏休みのようではないか!
そんな面映ゆい記憶を更新し『俺らのうたかた祭』は夕立ダッシュにより幕を閉じたのであります。

またしても僕の特別が増えました。

筋肉痛はちゃんと明日くるのかな…?

 

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彼女は最後にそう言った。今日だからもう一度言う。彼女は最後にそう言った。

8月13日の思い出話の次は、特別な日の話の続きをしよう。

元々こっちの話をするために『特別な日』とテキストエディタに打ち込んだら、思い出話を始めてしまったんだ。

8月14日の話。日付が変わり未明の今日。

この日も僕にとって、とても特別な日になった。

この春SYUPRO-DXからリリースされたスマホ向けのゲームアプリ、
『彼女は最後にそう言った』に入間川が音楽制作マンとして参加していて、このゲームがきっかけだ。

時間ループADV
『彼女は最後にそう言った』

14年後に思い起こす8月14日も、きっと2015年に経験した『8月14日』に違いない。

というのも、このゲームが『8月14日の次の日は、8月14日だった。』という、繰り返す一日を主人公が歩き回り真実を探すという物語だからで、僕は今年、既に何度も『8月14日』をロールプレイしたんだ。

ゲームに関しては、書いていただいた素敵なレビューをご覧いただいた方がわかりやすいので、というか俺が読んでほしいから紹介するね。

■『アプリゲット』
【名作保証】「ドブネズミ」「四天王」作者の新作は号泣必至のアドベンチャー!

■『APPREVIEW』
【号泣必至】祭りの夜、真相を求めてぼくは何度でもループする『彼女は最後にそう言った』

■『ゲームタイムズ』
夏になるときっと思い出す物語…。『彼女は最後にそう言った』

■『meeti』
120%感動する!めちゃくちゃ切ない恋愛がここにある「彼女は最後にそう言った」

ループする8月14日に「うたかた祭」で賑わう村を歩き回るゲームなんだけど、僕にとっての『お祭り』ってこういう小規模なモノでさ。
生の太鼓や笛吹きに『音質』という概念が抜け落ちたようなスピーカーから流した音楽を同期させた盆踊りをやっていて。
テキ屋の出店テントと、町内会の出店テントが混在してて、学校の同級生とすぐにすれ違っちゃって、
気になるあの子を探しちゃいそうな、探せちゃいそうな気がするくらい。

こういうお祭りが好きなんです。好きなんです。気になるあの子を探しちゃいたいんです。
だからこのゲームの楽曲がつくれてとても嬉しいワケなんだ。
この村の人達はみんな会ってみたいような好きな感じだしさ。

お盆のこの時期に、
この村の中を歩き回るって、イイよ。イイぜ。

是非、プレイしておくれ。
もちろんBGMも再生してさ!

彼女は最後にそう言った

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