カテゴリー: バンド

ひきがたりのひ

イベントをね。
やるんです。
弾き語りをする人たちを集めて。
僕が好き勝手できて楽しめることをやろうじゃないか、っていつぞやか一緒に飲んだ時に店長に言ってもらったのです。店長の粋な計らいです。
あんまり多くはやりません。今後の予定も展望もないのです。じゃあこんなことをやって意味はあるのかということも気にはなるけど、じゃあ意味のあることってなんなんだろうと思うと、店長と飲んでいた時のような「なんか、疲れちまいますね。」っていう感じになるから、やっぱりこういう日に行き着くんだと思います。

ひきがたりのひ。

僕が店長から「春にでもやろうやー」って連絡をもらったその日に連絡をした5人です。
運良くみんなスケジュールの折り合いが良かったらしく、僕はうれしかったです。

まずは。

村上雄太。

入間川が弾き語りのイベントをやる時には大概いてくれる気がします。
というか僕がライブハウスに行くと大概ゆうたに会える気がします。
なんかみたことあるけど話ができる感じじゃない風な線分で構成されているライブハウスという場所で僕が「おおう、」と声をかけられる人がいるというのはとても大きな出来事だと思います。

全く見知らぬ人で構成されている場所よりも、
薄ぼんやり顔が割れている場所でひとりでいる時の方が「あ、ひとりだ。」って実感しやすいだろ。
それをぶちやぶってくるのがバンドマンだ。こっちの都合なんかおかまいなしにブワーっとくる。
それはステージから放たれる音楽かもしれないし、バーカウンターの前の乾杯かもしれない。
バンドマンの数少ない美点を挙げるとすればそんな感じだ。空気を読まない。だからこちらの空気が良くない時なんかは。バンドマンは悪くない。
ゆうたはそんな感じだ。ブワーっとくる。というか酔っ払ってる。酔っ払ってよくわからない事を言ってくる。だがそれがいい。

僕はゆうたと話をした記憶は結構あるんだけど、何を話したかは覚えてない。
だから、本当にどうでもいいことしか話してないんだと思う。たぶんゆうたもそうだと思う。
損得か色恋かみたいなのでデロデロしてるライブハウスの狭いコミュニティの中だと、気楽になれる話題ってそういうのだから。バンドマンはラーメンの話くらいしかツイートしないでしょう。きっとそうでしょう。執着してる損得や渦巻いてる肉欲とかエゴとかのちょうど隙間らへんで人に見せても大丈夫な辺り。それがラーメンだからでしょう。

ゆうたとラーメンの話をしたことはたぶんないけど、なんかそういう、ラーメンの話みたいなふわっとした感じでぶつからなそうな空気があるような気がする。だからゆうたとまた一緒にやりたいんだと思う。要するにバトルモードな『対バン‼︎』というイベントじゃなくて、ふわっと、ひらがなで表記するような感じのイベントがやりたい時には村上雄太という男には声をかけたいわけなのです。
そんな村上雄太の歌をおききいただきましょう。YouTubeで検索すると彼のアカウントでライブ映像がたくさんでてくるんだけど、どれがイチオシなのかわかるようにしといてほしい。「ようこそ!まずはこちらをごらんください!」みたいなウェルカム感くれよ。15分の動画を全部チェックして回るのは骨が折れるぜ。再生ボタン押しても曲が再生されないものだから、彼が歌うバンド『camome.』のMV貼るよ。

斎田宙如。
poroでカッコイイ人。
ライブの熱量が半端ないしなんか俺がモヤっと悔しい感じの曲をつくる男。
去年弾き語りイベントをやった時に「またやろうな!」って店長に言ってもらった時から「次はサイダ、呼びたいです。」って宣言していたのでこの実現は嬉しい。結構長いこと、会ったらあいさつはするみたいな関係で時々ライブハウスで遭遇してた感じなんだけど、時を経た今も全然変わってなくて、正直お互い「ぶっちゃけよく知らないんだけど。。」みたいな感はあると思う。間違いなくあると思う。でもよく知らないんだけどイベントに呼びたいと思わしめるっていうのはそれはすごいことじゃあないかい。

初めてライブをみたとき、フロアからステージに飛んでくるヤジ?ガヤ?的なやつが別種のものだった。内輪っぽい空気で応答がなされるんだけど、部外者の俺もなんか楽しくなる空気。「この人、愛されてんなー。」ってすぐにわかって一緒に笑っちゃうような。部外者を許容する内輪感が自然にあって。これどうやんだろ?って思ったりして、愛されてんなーが前提だから、愛されなきゃならん、愛されよう、愛されよう?きっしょ。無理じゃん。ってな具合で僕は諦めたような記憶がうすぼんやりあります。

二、三言葉を交わして「また、飲みましょう!」みたいな短時間のコミュニケーションでもそんな空気が伝わるあれは一体なんなんでしょうね。空気。そればっかだな俺。うん、空気で選んでるみたいなところがあります。音楽じゃねーのかよみたいなアレもあることでしょうが、ほら、音って空気を伝わって僕らに届くじゃないですか。なんかそれっぽいこと言った風だけど書いてて俺もよくわからないけどね。

バンドでキレキレの歌とギターでお客さん喜ばせてるけども。けども。声と曲がもうアレだから是非とも弾き語ってほしかった。バンドの映像を貼っておこう。poroは検索にひっかかりにくくて困るぜ。MVもおもしろかったりして好きだけどライブハウスで撮ったガシャガシャのやつの方がサイダ感出ててカッコイイからこっちね。

YUCCI。
「ゆっち」と読むのでしょうけど僕はゆきえと呼ぶ。
知り合って間もない頃のライブの打ち上げで「ブス」と面と向かって言った直後にものすごい速さで顔面を殴られて以来僕はゆきえが大好きなんだけど、同じイベントに出ててもあんまりしゃべることはない。でもイベントに誘ってほしいし、誘いたい。そんな感じで今月の初めにもゆきえが歌うバンド『S.H.E』が主宰するイベントに僕は呼んでもらって歌いに行ったりした。僕は自分が好きにキャスティングしていい機会を与えられてゆきえに連絡した。でもたぶんこの日もあんまりしゃべらないんだと思う。

そうだ、ゆきえが、バンドリハーサルで利用するスタジオの店員さんだった頃があって。超エネルギッシュな髪の色してるのに、ダウナーなスタッフゆきえとたまにエンカウントすると地味に和んだりしたんだけど別に何を話すわけでもなくなんとなく「おおう、」とか言ってスタジオに入るうちにライブハウスでみかけても僕から声をかけてもいいんじゃないかということに勝手にしているわけです。

ゆるっとだるっと話すものだから「建前か?本音か?」とか「僕はこの人を持ち上げた方がいいんだろうか?」みたいなことを考えなくてよくて心地よい空気をつくるようなあれがあるんじゃないかと思う。バンドマンって空気を読まない。持ってる空気で楽にしてくれる。そういうあれがゆきえにあるような気がして、だから彼女は女の子に好かれるんじゃねーかなとか思う。打ち上げでブスとか言ったけど歌ってるとマジで別人なんじゃねーかと思う不思議体験をいつもする。こないだのライブの時はなんていい顔で笑うんだろうみたいな瞬間が端々にあって、もう打ち上げで右フックをもらうことはないのかもしれないと思うと少し寂しい気持ちになりました。
ひとりで弾き語りをするのはみたことないから出演オッケーもらえて本当によかった。
そんなゆきえが歌うバンド『S.H.E』のMVはこちら。

岡本まさき
まさきです。いつの間にかバンド活動を開始していました岡本まさき。
弾き語りで結構長い付き合いです岡本まさき。
僕は車の運転をする時は高確率で岡本まさきのソロ音源をききます。
そのうちちょっと真似して歌ってみて、ああ、やっぱりダメだ、ってなってまたききます。
岡本まさきの何がすごいって、酒気帯びなのにものすごいクオリティで歌うことです。
僕の記憶の中のまさきはいつもお酒を飲んでいて、たぶんライブハウスがオープンする前からもう飲んでいて、「いるみーん!」とか言いながら駆け寄ってくる陽気な姿です。いつもいつも陽気で可愛らしく、お酒を飲んでいない時はつぶされてしまいそうな何かがいつもいつもあるのではないのだろうか、人前に持ち出したりみられたくはない姿の自分を持っているのではなかろうか、と心配になるほど陽気です。

だから僕はまさきとわいわい騒ぐのはとても好きです。でも僕が飲み始める頃にはまさきはだいたい眠ってしまっているので、一緒にお酒を飲んだ、ということは実はあんまりないんじゃないかと思います。それでもなんか楽しいのです。お店の隅っこでまさきは眠っているので話をすることはなくても、そこにまさきがいると楽しい何かがテーブルの上に乗るような気がするのです。なんかそういうアレです。よくわからんけど。きいてみて。

百瀬あざみ。

ここまででおわかりのように僕だいたいの出演者とちゃんとしゃべったことなくてお互い好きな食べ物すらも知らなかったりするような感じなんだけど、百瀬さんはマジで面識しかない。「あ、百瀬さんだ。」って俺がわかるくらいのアレしかない。ライブハウスならセーフ。街中で見かけて「あ、百瀬さん!」って声かけたらアウト。絶対彼女はビクッとして間合いを広げていくと思う。「あ、すみませんおどろかせて。あの、以前我々の企画にお呼びさせていただいた、Riverside Creatureというバンドのメンバーの者です。入間川っていいます。」くらい言わなきゃダメな感じだと思ってた。その間にじりじり距離を詰めようものなら彼女は俺の自己紹介を聞かずに走って逃げてただろうと思う。でもそれでいいんだ。そういうセキュリティ意識を持っててよかったって、俺は安心して近くの自動販売機で缶コーヒーを買って、CMに出てくる「頑張っててカッコイイ男イメージ」の主人公になったような脳内設定で開けた缶を見つめて、「女に声かけて逃げられたよあいつ…」っていう通行人からの目線をやりすごそうと頑張るんだ。

でもハコとか店長の名前出せば大丈夫な感じにならないかなーなればいいなーっていう希望的観測の希望濃いめで声をかけて出演オッケーもらった時は嬉しかった。俺、街中でもあいさつして大丈夫なんじゃないか、って思えたよ。百瀬さんだけは空気じゃないんだ。空気じゃなしに声をかけた。あーもう少しきいていたいなーっていう声に出会った時のことを思い出して。ライブハウスの名前を借りて自分が好きな人に声かけていいよって、店長から言ってもらえたアレを利用して「じゃあ百瀬さんもいっていいすか?」っていう勢いで連絡したらオッケーだった。よかった。

「声が綺麗な女性ボーカル、知ってます。」っていう話の流れで方々で名前を出したりしてるからご存知かもわからんけど改めて映像貼りますね。

そんな人たちを呼んで、歌う日。
ひきがたりのひ。

■3月31日(木)
MOSAiC × 入間川幸成 presents
『ひきがたりのひ』
斎田宙如(poro) / 岡本まさき(popolomonica) / YUCCI(S.H.E) / 村上雄太(camome.) / 百瀬あざみ /
入間川幸成(Riverside Creature)
OP/18:00 ST/18:30 [前]\1000 [当]\1500 +2Drink(\1000)
※座席形式となります。

18:00 OPEN

1.    18:30-18:55村上雄太(camome.)
2.    19:00-19:25斎田宙如(poro)
3.    19:30-19:55 YUCCI(S.H.E)
4.    20:00-20:25岡本まさき(popolomonica)
5.    20:30-20:55百瀬あざみ
6.    21:00-21:25入間川幸成(Riverside Creature)

ステージからピックを投げたらさむい事になるバンドマンの割合。

ライブで最後の曲が終わった後に。
ステージの照明を反射した小さな放物線の先にちょっとした歓声と、それを包囲するやや広めの緊張感。
ライブで生まれた一体感に波紋を落とすそのパフォーマンス。
そう、ピック投げです。

ピック(pick)は、ギターなど撥弦楽器を演奏するための道具。爪、プレクトラム(plectrum)ともいう。
(−wikipediaより抜粋)

プレクトラムって名前もあるんだと初めて知りました。
日々勉強ですね。

ギター弾く人間なら誰もが憧れるのがこのピック投げです。
ギターを始める動機ナンバーワンが『モテたい』である以上、
美しいアルペジオも、流麗なフィンガリングも、ピック投げの魅力には敵いません。

ステージの上からクールにピックを投げたら「キャー!!」な歓声。
ノールックで舞台ソデにはける。コレです。

ギターを始めた少年たちが本当に出したい音は、この「キャー!!」です。

私もギターを弾く人間の端くれですので、このピック投げへの憧れは常に抱いて生きてきました。
弾きたい。投げたい。キャー出したい。そんな煩悩を胸に研鑽の日々を過ごしてまいりました。

もしも私がベーシストとしてステージに立ったら、
きっとピックを持ってベースを弾くことでしょう。
『指弾きによるポジショニングや右手の指先の動きに見惚れる女の子が多い』
『指弾きでなければ得られないトーンがある』
などというのは百も承知の上でです。
それらと引き換えに狙わなければならない音が、私にはあるのです。

指弾きの先に注がれる熱い視線などよりピック投げに沸く歓声。
終演後の密かなLINE交換より打ち上げの一気飲み。
そういう愚直なキッズ願望にこそ、ステージの女神は微笑みかけてくれるのです。

だってそうじゃありませんか。
30分やそこらのライブハウスのステージで。
あのマイクスタンドに付けたピック並べてくっつけとくアレ、あんなにピック使うわけないじゃないですか。
もうアレなんか僕からしたら「ステージの女神様、微笑みかけてください。」っていうお守りアピールですよ。
「僕、ピック投げで『キャー!!』ほしいです。」の意思表明ですよ。

そんな大いなる憧れと、もはや信仰に近い思い入れが『ピック投げ』につきまとっているわけなんですよ。

そうなるにはちゃんと理由があってですね。

憧れのままに投げると、ものすごく、理想と現実との差に打ちのめされるからなんです。

僕、ピック投げの「キャー!!」って、生で目撃したのって数回くらいしかないんです。
あとは全部ディスプレイの向こうの世界。

目の前で行われるピック投げってこう、まばらなフロアにポトっと落ちたのを、
ステージの真ん前にいるそこのバンドメンバーの彼女っぽい人がそっと拾って取り巻きっぽい女の子と微笑み合う、それを後ろから対バンとかその関係者が生暖かく気恥ずかしげにチラ見するみたいなちょっとした哀愁が漂うものなんですよ。

もう全然ダメです。僕らはそんなののためにジャンプの裏表紙の通販ギターセットにお小遣いをつぎ込んだんじゃありません。

そんなのはステージの上なんかでやるもんじゃありません。

お前がこの街を出て行くって聞いて初めて自分の気持ちに気付いたんだけど今までずっと一緒にいたのに離れ離れになるってわかるまでお前が好きなんだって事に気付かないくらいバカで感謝の言葉も口にしない自分も見えないくらい今までわがままな俺だったけどずっと一緒にいてくれたお前みたいな奴にありがとうも言えずにケンカ別れする自分のバカさ加減にいてもたってもいられなくて謝りたいとかありがとうって言いたいとか全部俺の都合じゃねーかってのはわかっちゃいるけどそういうのとかどうでもいいくらいにお前に会いたくてずっと走ってきて息も切れ切れの俺をいつもみたいな優しい笑顔で見下ろしながらお前は何か俺の持ち物が欲しいなんて言って俺は何も持たずに家を飛び出してきたもんだからポケットをまさぐってもいつも使ってるボロボロのピックしかなかったけどそれを手にしたあいつは本当に嬉しそうに笑って電車に乗り込ん

みたいな渡し方のためにとっておくべきなのです。

『ピック投げ』とは、人気と実力を兼ね備えたプレイヤーがオーディエンスを興奮のるつぼに叩き込みステージを後にするその刹那にこそ成功する超高難易度な必殺技なのです。伴奏やソロの比ではありません。

地下のステージでその瞬間を追い求め技を磨き合う僕らは、おとなしくポッケにとっておきの一枚を忍ばせておくものなのです。
紳士が常にポッケにハンカチを携帯しておくように。

9割くらいかな。

今日はCDの発売日。

3月4日。
Riverside Creatureの新譜『希望のかけら』発売日です。
無事にこの日を迎えられました。おかげ様の様々です。
パッケージした商品を製造する業者さんに、
制作したマスターディスクを納品する辺りから広がる頭の片隅から離れないジクジクと落ち着かぬ気掛かりは、ようやく溶けて無くなるようです。
店舗によっては昨日既に販売を開始しているところもあるらしく、『希望のかけら』は無事お店に並んだコトを、ディスプレイを介し、遠くからニヤニヤと眺めておりました。
お手にとってくれた皆様。どうもありがとう。
落ち着かぬ日々でした。
音源が仕上がったら終了、とはならないもので。
商品が届いたら、これを今度は全国のレコード店に配送する倉庫に送る。
特典は別便で発送する。特典は次から次へと追加が決まる。嬉しいコトだ。
ツアースケジュールが決まる。
MVを撮影する。
告知情報を各方面に送信する。
全国版のCDを発売するのに何が一番大切かわかりました。
報告・連絡・相談。
そう、『ホウレンソウ』です。
これが一番大切です。
遠ざかったはずの社会人の基本スキルとこんなところで再会しました。
メールのレスポンススピードや書類の作成速度こそ、バンドが全国へ羽ばたくための翼だったのです。
斬新なアレンジや素晴らしいメロディなんか二の次三の次です。
レコーディングやミックスのクオリティなんか問題にすらなりません。
なぜって?音源をきかない人も関わるからです。それもたくさん。
いくつも工程が分かれてて、それぞれが細かく分業されてて。
その作業のひとつひとつに、パッケージされた中身は影響しないんだ。
でもそこは通過しなきゃならない。
なぜか。それを開けてくれる人の手に届けるためだ。
そういう意味で、
報告・連絡・相談。
社会的な営みに加担した誇らしさと後ろめたさが混在する中、
たくさんの人が関わるんだなぁ、とそのひとつひとつを想像するしかないくらい遠くの作業の進行に思いを馳せてですね、
最終的に、それらの流れに不安を抱かなくて済む今日を迎え、
安堵と共に感謝に行き着いたワケです。
どうもありがとうございます。たくさんの人の支えを受けて、我々は作品を発表するコトができました。
そして、その作品は、誰にも開けられずきかれないままだったらただのプラスチックの何かで、きく人が再生して初めて『音楽』と呼ばれるモノとして完成します。
そこまで人が関わっています。たくさんの人が。ありがとうございます。
流通に際しては二の次三の次とお話しました楽曲に関してですが、
制作時期には、中身のクオリティは私ができる最大限を、最優先で取り組みました。
別件の制作依頼は一旦ストップし、時々食事や睡眠、娯楽の誘惑に多少負けながらも取り組みました。
作詞・作曲・アレンジ・録音・編集・ミックス・マスタリング全工程に加え、今回はパッケージされた中身の印刷物も全て手掛けました。
毎回制作が終わるたびに、それなりに経験値を獲得し、
毎回「次はもっとスピーディかつスムーズにいける。」と思うのだけど、レベルアップして生まれた余力分を足しても何故か必要とされるエナジーは減るどころか増していく不思議。
制作中に逸したモノが、かたちの有る無しを問わずあったものだから、『なくした』に意識を奪われないように没頭する快感の元である制作作業がすぐ手元にあるのも幸いでした。
楽しいもしんどいも、いつもよりたくさん戯れながらつくった作品です。
そういう意味でもこれまでの作品とはまた違った思い入れがある一作です。ただ「全国版!イェー!」ってだけじゃなくて。
もちろん関わる人が増えて嬉しいお話が舞い込むたびに「全国版!ウェーイ!」ってなってるんだけどね。
希望のかけら。
届いたら嬉しいです。
Riverside Creature『希望のかけら』|amazon.co.jp

新譜の特典(ポストカード)のやっちまったお話。

新譜『希望のかけら』のお話です。
「予約したよ!」
「CD出すの?買うよ!」
なんてお言葉をいただけたり、
方々でお力を貸してくれる人が近くや遠くにいたり、
メンバーもこれまで以上にグッとケツの穴引き締めて頑張っていたりで、
決して楽ではないこの道をなんとか進んでいられています。
どうもありがとう。
お店に並ぶCDもできあがってですね、
既に全国に配送する倉庫的な場所に送って、少しずつ気が楽になっていっている状況です。
そんな折、新しく特典のお知らせです。
indiesmusic.com
というサイトをご存知でしょうか。
インディーズに特化したショッピングサイトでして、
CDはもちろんダウンロード音源の購入やらTシャツとかのグッズ販売もやってるぜ、インディーズだぜ、っていうサイトですが、
リバクリの新譜は全国版ですから。
こちらでもお取り扱いをしてくれるコトになりました。
ココで買うと特典が付きます。というようにしましょう!という企画をいただきまして。実現しました。なんとか。
こんなポストカードが付きます。
片目のあいつです。

Riverside Creature『希望のかけら』|indiesmusic.com
全国の無類のポストカードマニアの方、ぜひごけんとうのほどよろしくおねがいいたします。
本当はタワレコ特典と同時にアナウンス、っていうのが綺麗な流れだったのですが、私の二本の腕では音源の完成と特典の完成のタイミングを合わせるのが間に合わなかった事情と、完全なる私ひとりのミステイクが合わさり、このタイミングでのお知らせとなりました。
CDを倉庫的な場所に発送するタイミングで、同じく各種特典なども送るよう指示がくるわけなのですが、我々はインディー中のインディー、もう独立宣言をしても誰もきいてる人がいないんじゃないかぐらいの独立したインディーバンドなのでそういう手配も自ら率先してやるワケです。
なんなら発送業者の指定まで、お気に入りの黒猫ちゃんにできちゃうくらい自由度高いインディーズバンドなんですRiverside Creatureは。
レーベルオーナーの森本さんと指示事項の確認中、発送物品リストに覚えのない項目があって、
「このimc特典ポストカードってなんすか?」
と、こうなったわけなのであります。
なんならちょっとケンカ腰でしたからね。
特典はステッカーでしょうと。
どこぞのバンドと間違えて送ってるのかと。
誤爆メールで生まれる嫉妬みたいなものですよ。
「何よ火曜日のって!!寝てるって言ってたじゃない!」
みたいなあれですよ。違うか。
でも「なんすか?」って送った直後なんですけど、
『ポストカード』っていう単語が僕の後頭部辺りをジクジク刺すような細かい感触となって広がり始めてですね。
ものの数秒でそれは『焦り』とか『申し訳なさ』の形状をとっていきまして。
慌てて森本さんとの通信履歴を遡りました。
震える指先で画面を撫でつけ、
その形成されつつあった嫌な予感が一瞬でそびえ立つ一言を見つけました。
『特典ポストカード、いけます!』
もちろん送信者は僕です。
ほら、インディーの中のインディーですから。
特典の有無や制作や手配なんかの裁量権もがっつり握れちゃうワケですよ。直後にがっつり手放してたわけですけども。
ああ、『失念』ってこれだなぁ、ってしみじみ思いました。
このやりとりが、まだ音源のミックスを行ってる時期で、
CDのジャケットとか中に入ってる印刷物も併行してつくってる時でした。さらに次々と制作の企ても舞い込み、何重もの締切への牽制、リリースに際しての不安、予想販売枚数や告知頻度の監視の目への焦りと苛立ち、時々息抜きと称した現実逃避の映画鑑賞やゲーム、深夜のイタ電、抑えられない飲酒欲求などで僕の頭の中はいっぱいでした。
そうです。そうなんです。言い訳なんです。
すっかり忘れてました。てへ。
ソッコーでネタ帳めくったりフォルダあさったりして、
加治と五十嵐のアー写にムキムキマッチョのフリー素材使ってちょろっと修正かまして印刷するプランAと、
コレを機にかきたかったけど後回しになってるあれこれの中からかいてしまおうじゃないかプランBとで、
数秒間めちゃくちゃ悩んだ結果鉛筆を抜きました。

最初につくったアルバムの中に入っている『片目のロボット』という曲をつくる時に想像した情景を思い浮かべて、忘れてるところはなんやかんや補ってかきました。
先着購入特典というコトで。
無くなり次第終了です。
我々の音源の購入を考えている無類のポストカードマニアの方、いらっしゃいましたら、このブログのコトを頭の片隅にでもおいていただけたら幸いです。
Riverside Creature『希望のかけら』|indiesmusic.com
発売前に間に合ってよかった。本当によかった。
黙ってれば全然しれっと流せたアレだけど、
なんかもう誰かに話したくて。でもこんなんいきなり言われても「え、なにこのひとこわい」ってなるしかないのでこの場で懺悔とお知らせをまぜまぜしてお送りいたしました。
間に合ってよかった。

また見ぬ明日に願いを込めたい。

弾き語りをしてきまして。

良いイベントでした。
とても。
演者全員が声を揃えた『良かった。』に加えて店長森本アニキも『良かった。』と。
「ライブハウスってイイなぁってなるようなナイスなイベントやりましょうよおぉぉあいつら呼んでさあぁぁぁ」って酔って絡んだ甲斐があったというものです。
「企画してくれてありがとう!」みたいな礼儀正しいご挨拶をステージから何度もいただきましたが、お伝えしたように私がやったコトは『酔って絡んだ』コレだけです。
それがあんな良いイベントになるものですから、世界というのはわからないものです。
みにきた方がフロアに見渡すほど集まってくれたことも含めて、人が動くと結果は予想しがたいものです。良くも悪くも。この場合は良く。
「ただ入間川君、のまれてたで。」
そうなんです。
私のまれてたのです。
個人的には近年まれに見る程に浮き足立っておりまして、かつて岡本まさきや竹内直と弾き語りをやっていた頃のような『必死に空回ってる』状態に陥っていたようです。ひとりで立ったステージの結果を手放しで喜べない悔しさはもちろんあるのですが、「そういう入間川君久しぶりにみたわ」って店長が仰るように、私自身も懐かしい感覚にいまだ浸っております。
雰囲気にのまれるのも、己の全力以上を欲張ってしまうのも、余裕の無いステージで客席に無駄な緊張感を振りまくのも、彼らよりももっと、目を引くステージをやるためにまたやりたい、っていうのも。
そういうのも含めて、私にとって良い日になりました。のまれてましたけど必死に歌った5曲があの場できく人に喜んでもらえていることを願っています。
当日緊張し過ぎて早起きしちゃった私は、決まっていたセットリストを見直して、なんか違う、ってなってあと一曲、雰囲気が変わる一曲をつくるしかないんじゃないのか、いや、クオリティ重視で歌い慣れた曲にしとくべきだろう、おいおい『しとく』なんてイケてないセットリストの組み方しちゃうのかい?しちゃうのかい?それよりもつくっちゃうのかい?
みたいな葛藤の末、その朝つくった曲に差し替えるコトにしました。
そういう急な変更が可能なのも弾き語りの良い点だと思う。後悔はしてない。
エキサイティングな1日だったよ。
2015年1月27日
下北沢MOSAiC
『まだ見ぬ明日に願いを込めて』
曲目:
1. 平和の国行き特急列車
2. 消えゆくプレゼント
3. 繋いだ糸
4. まだ見ぬ明日に願いを込めて
5. アザーサイドクリーチャー