カテゴリー: むかし話

持久走と横チン。

部屋の中にね、
こもりっきりだとね。
体なまってくるよね。
なまぬるい身体になってくるよね。
『なまぬるい身体』って、
熟女モノのアダルトビデオのタイトルになりそうだね。
ダメか。ダメなのか。ごめん。
中学の時、
陸上部の顧問の先生が、
「3日サボるとゼロに戻る。」
って仰っておられました。
寒くなると駅伝の練習が始まるのよ。
駅伝の練習っつっても、
ひたすら走るだけなんだけどさ。
俺陸上部でもないんだけどさ。
何故か走ってたワケです。
で、その練習の監督が陸上部の顧問の先生。
『横チン』って呼ばれてた。
別にはみ出してた訳でもないのに横チンって呼ばれてた。
中学校の教師って大変だよね。
自分が過去に先生にしてきた事を全部、
もしくはそれ以上の仕打ちを受ける覚悟をした猛者ってコトになるじゃない。
だからヘンなあだ名くらい問題じゃなかったのかもしれないね。
我々は毎日毎日走る事を命じられていたのです。
横チン先生に。
そしてその指導の始めに何度も。
「3日サボるとゼロに戻る。」
横チンはかく語りき。
当時は「ねーよw」って言ってたのです。
3日走らないだけで、
俺の積み重ねてきたモノが無くなるなんて、
根性論者はこれだから困るぜサポーターパンツ重ねて穿いてろ横チン野郎、
ってな具合だったんだけど。
たぶんね、
ありゃ、ある意味正しかったと思うに至りました。
『抜きん出てやる』っていう気合いの入った連中と、
常に接触し合う環境でね。
3日間、空白の時間があったとしたら。
その3日で、伸びる奴をたくさん目にすると思うんだわ。
「なんで頑張らなかったかなー」
って小さな後悔と共に、
「まぁブツブツ言っててもアレだし、やるか。」
再開するワケだ。
ゼロ回帰じゃないにしろ、多少の衰えの違和感がある。
周りは力を増して脂ぎったライバル達。
ここら辺でギリギリ自覚出来るくらいに育ってくるんだわ。
「なんか、嫌になってきたな。」
って。
カッコ書きがあって、
実際は「なんか、弱い俺、嫌になってきたな。」
なんだけど、
そこらへんは見ないようにするの。
ちょっと曲がってきて、
「なんであいつらあんな必死なの?ウケるw」
とかなってきたりして。
だんだん頑張る奴が嫌いになってくる。
でもその原因には目を伏せる。
とはいえチラチラ頭を霞めるあの瞬間の気の緩み。
この状態を以て、
『3日サボったらゼロ』
と呼んだとするなら。
ごめん横チン先生。
あなたは正しかった。
でもサポーターは穿いた方がイイよ。
はみ出したの見た訳じゃないけどさ。
まだまだ未熟な精神の俺らに、
「そこから這い上がる精神力があるのか?
『大丈夫だよ。もう一回。』って
言ってくれる仲間をつくれてるのか?
その言葉を信じられる自信はたまったのか?
まだだろ?
じゃあどうやってそんな強いお前らになる?」
ハイ!!先生!!
やると決めたコトを続けるコトです!!
とは、言ってないんだけどね。
でもこんなコトを、
当時の俺にシンプルに刻もうとしてたんだとしたら、
もうサポーターパンツ買って持って行った方がイイ気がするんだ。
だってさ、
物理的に考えたら3日でゼロに戻るはおかしいもの。
階段をフラフラ降りて行って、
「筋肉落ちたわー」
って思ったら、そんな横チン先生のコトを思い出してみようと思う。
正月休みとかさ、
もう足プルップルしてると思うんだよね。
まぁ、俺陸上部じゃなかったんだけどさ。

新しい音、コートと文化祭。

「新しいコート買ったんだ。」
「へぇ。どんな?」
「言ってもわからないでしょw」
「そうだね。みた方が早い。今度の土曜、おでかけしようか。」
ファッションに疎いのはもちろん、
何かと世界の狭い僕に、
懸命に言葉をつくして、
歪んだキャンパスに色を落とそうと試行錯誤してくれる彼女。
僕が彼女を大好きな理由のトップ3に入る。
ちなみにランキングはトップから数えたら100はある。
もう一度数えたら順番は多少前後する。
でも、僕の手の中にある電話が跳ね上がってるかのように
あんなに嬉しそうに話す出来事なら。
初めて触れるのはその彼女の姿そのままでみたい。
週末が待ち遠しい。
会話に隙き間が空いた。
彼女のちょっと驚いた様子が伝わるような一瞬。
僕は電話片手にひとりで少し笑う。
彼女がちょっと息を吸う音。
「え、あたしが?あんたと?なんで?」
なんででしょうかね。
こんばんは。入間川です。
加治君が新兵器を導入したらしいです。
きっと誰も傷付けずに、僕らの胸を打つ兵器なんでしょう。
そんな嬉しいニュースを脳内補正フルテンにしたら
青春小説の序盤みたいな爽やかな物語が書けるかと思ったけど、
途中で飽きたのでやめました。
「じゃあ、こんな曲なら合うかな?」
「こうやってアレンジしたら?」
「そうだね、それ、イイ感じ。」
とかスタジオでちょっと話してたのを思い出しながら、
実際どんな音になるんだろなぁ、って想像してたら。
あぁ、
下北沢なんかのお洋服屋さんで一緒にお買い物なんかをしてるカップルなんかは。
リハを終えた昼下がりにすれ違うたくさんのカップルなんかは。
手とか繋いで道いっぱいに幸せを咲かせてるカップルなんかは。
こんな話なんかしてるんだろうな、って思ったりなんかした。
季節を、場所を、一緒にいる人を想像しながらさ。
それをダイレクトに交換しながらさ。
お家についたら、
来るべき日のコトを想像してワクワクしたりさ。
デートの約束を取り付けた高校生のような爽やかさには程遠いかもしれないが。
新しい音をひとり夢想するのは、
そのワクワクに近いんじゃないかとね。
バンドってイイな。バンドってイイぜ。
「え、じゃあこんなコトもできちゃうワケでしょ?」
って、しれっと無茶振りしようかなーとかさ。
将一が新しい奏法の導入を検討してるのきいたりとか、
シノが実はまだペダル一個増やせるの知ったりとか。
ワクワクするのよ。
だからうっかり「掃除してたら押し入れからバイオリン出てきた」
とか言えないワケですよ。
出てこないけどね。
デートの前の想像によるワクワクで、
もう大体幸せなんですよ。
文化祭は前日の準備が一番楽しいんですよ。
だから楽しい未来を想像してたら、
もう私は今週デートしたも同然なんです。
と思って早々に瞑想の準備を始めるんだけど、
『あと2日待つとその日が来る』
みたいな確信が、
その想像の基礎にないとどうもいかんのですな。
その確信の存在は、
望まない日がくる不安の基礎にもなっちゃうけど、
その寂しさ分と引き換えに、
ワクワクの確信が揺るがないモノになるのがもうね。
だから文化祭とか胸が熱くなるんだな。
すごく楽しいのに必ず終わるからな。
そのうちカジモンもブログ更新して、
写真とか載っけるコトでしょう。
なんなら俺が彼のドヤ顔撮ってアップしますよ。
期待に胸がふくらみます。
近々ライブでお目見えするコトでしょう。
寒くなってきましたね。
今年ももうアバウト10週間ですよ。
そらぁ寒くもなりますよ。
新しいコートを買ったら電話をしましょう。
あたたかくなるのは、きっと、あなたの大切な人の休日です。(キリッ
なんてな。

なんでもない。

私だよ。
別にカブトムシがカバンの中に入ってたとか、
特に何があったワケじゃないんだけど。
何かがあったワケじゃないとブログにならないかという話で。
例えば飲みに誘われたら何か相談に乗らなきゃいけないとかじゃなくて。
何の意味もない、毒にも薬にもならない話に、単なる時間の浪費に、
ゆっくり癒されていく感じも、きっとあると思うんだ。
癒されていくって言ったけど、別に傷も無くてイイ。
何もない、何もしない、でも僕ら一緒にいる。
そういうのがとても大切な時も、たまにあるんじゃねーかと思う。
だから、
『用事もないけど電話した』
『なんでもないけどメールした』
『わからないけど声かけた』
っていうのも、
時々大事なんだと思う。
世界に説明を与えていきたいんだけど、説明不要の、
説明不能にしておいたまま流していく時間とかも。
そういうのちゃんとしなきゃ、期待された役割は演じ上げなきゃ、っていう律儀なおせっかいからみたら、それは『負け組』と呼ぶべき私なんだと思うけど、
「負けちゃった!!」って集まってゆっくり流れていく時間を共有する人達と集まったその空間は、
なんかそんなに嫌悪するべきモンでもない気がする。
何があったでもなく、さも当たり前のように一緒にいた時間。
そんな時間が、ありました。

それでも、夏が好きだから。

やぁ。
七月だ。
暑いですね。暑いですよね。
もう早くも飽きてきました。
もう「暑い」って言い飽きてきました。
まずいです。
このままだと夏と僕との間に溝が生まれ、
日を追う毎にそれは幅を増して、
「あ、いたの?」
とか言い捨てる仲にまで冷めきってしまう事でしょう。
冷めきった夏と僕。
「それ、冬でよくね?」
って誰かが言って、
「あ、うん。夏もういいわ。」
これはいけません。いけませんよ。
夏が来る度にお互い気まずい時間を我慢してやり過ごすなんて。
積み重ねた思い出の分だけ、
そこにいるお互いの存在をね、
遠い目で押しのけようとしちゃうなんて。
同じクラスなのに別れちゃった高校生的なね。
いけませんよ。
そんなティーン的失恋も、
ちょっとのアイディアと実践で避けられるハズです。
でもその器用さが備わったら
スクールデイズでビターなストーリーなんてあり得ないので、
高校生はことごとく失恋すればいい。
電池パックにプリクラ貼ったケータイなんか砕ければいい。
もしもここに十代の人がいたとしたら、
こざかしい真似ができないあなたが素敵、と伝えたいと思います。
無防備に傷ついたあなたが美しい。
でも
無条件に好きでいられる時期が過ぎたおっさんには
夏との付き合い方を工夫する必要があるんです。
潔く諦めるのがクールな大人なのかもしれないけど、
中途半端な人間は
中途半端に残った執着に賭ける自由も
中途半端に持ち合わせているモノです。
夏とヨリを戻す工夫。
世にはびこるマンネリを打破する私の画期的な発見により生まれました。
正直ペニシリンにも匹敵するんじゃないかって程なんで
今表彰式のオファー待ちです。
ペニシリン級に10年くらいなら時代の評価待ちます。
ぶっちゃけ早過ぎたかな的なトコもあるくらいなんで。
名付けて、
「夏の個性がありがたいと思う状況にすればいいんじゃね?」作戦。
夏の個性=暑い
「暑いって素晴らしい!!」と思うコトで
見失ってた夏の良いトコに焦点を当てて、
「お前がいてくれるのって、ホント、なんつーか、ホント…」
って感じにします。
1、湯船に水を張る
2、全裸で浸かる
3、「冬じゃねーしさすがに大丈夫っしょ」
4、↑甘い
5、勘違いに気付く
6、でも耐える
7、おや?唇の色が…
コレを、
「なんだ、暑さから逃れる為に水風呂はいるだけじゃねーか。」
という、わからず屋さんには加治ナックルを入間川アレンジで横っ面にお見舞いせざるを得ません。
『涼を取る』なんてレベルの話じゃないのです。
夏の夏らしさを最大限尊重した上で、
それも含めて好きでいる自分への回帰を、
涼を取ると勘違いされる程のシンプルさで実現する方法に落とし込んだ、
画期的な、それはもう画期的な作戦なのです。
「あなたが、好きだから。」
とか言いながら、
地味にプラモデル捨てていく鬼嫁とは大違いなのだよ。
冷水から立ち上がり
夏の、
湿気を含んだ熱い空気の膜に包まれたその瞬間、
「なんて優しいんだろう」
ってこれまでの自分の態度を顧みる事でしょう。
人によっては号泣ものでしょう。
学生結婚から25年、
熟年夫婦の二人が、初めて指先が触れた瞬間を思い出すかの如く。
ここまでして好きでいたい程に独占欲が強い人専用の方法です。
是非お試しにならないでください。
咳がね、止まらなくなるからね。
ホント、
7まではやらない方がいいよマジで。

神田川。

川辺の語り部の調べ-MA320215.jpg

やぁ。
入間川だよ。
違う、神田川だよ。
入間川at神田川だよ。
市ヶ谷の釣り堀。
何も考えたくない時に、糸を垂らして座るとイイ場所だよ。
休みたい思考が沈んでいって、
何か浮かび上がってくる感覚でニュートラルに戻れるよ。
逃避。かーらーのー?
的な。的なね。
二時間コースをオススメするよ。
今日は三枚重ねの板チョコバーガーバリバリ気分だから竿は借りなかったけどさ。
鼻血とアイデア大放出セールだぜ。
無職の時に無職の元ボスと何を話すでもなく糸垂らしてた夏がありました。
時々、
「ゆっきー、餌。」
「うっす。…どぞ。」
「ん。」
みたいなやりとり。
楽しむためでもないから楽しくなくても焦らない。
誰にも強制されない時間だからやめても続けてもイイ。
喜べない。楽しくない。でも、怒らないし悲しくない。
人によっては『ダメ』な時間の使い方だけど、
ゆっくり流れる時間に包まれたい日もあるじゃん、っていうのを割とシンプルに実現してくれる場所が、大都会東京にもあるんだねー。
帰る頃には「まだ明るいな。」「あ、あのコパンツ見えそうっすよ。」
とかしょーもないコトを話して、
帰りの電車で、
(俺今すげー練り餌くさいわ…)
って5回は思い直す。
日に当たりすぎて体が重くなって、すぐに眠りに落ちて、お腹が空いて目が覚める。
誰かに何か話したくなる。
電話を開くには自尊心が足りないからノートにする。
話したいことがノートに染み込んでいく。なんかいけそうな気になってくる。
ちょっとページを戻ったら半ば無理矢理に前向きになろうとしてた自分と再会。アホか。このアホよりなんかいけそうな気になってくる。そうだよ俺まだ全然ダメさ足りねーし。挿入歌が流れるワンシーン前のアレにしては物足りないくらいだし。
失意→モノローグ→今ココ
だし。なんならもう一回何かやらかして落ちてもイイし。そしたらもう後半の起死回生フラグビンビン。
とか、当時思ってたかどうかは定かじゃないけど、状況は今よりイイ。間違い無くイイ。すごくイイ。なのにあの時間がちょっと愛おしい。これ如何に。
それぞれの場面に意味を持たせたいっていう俺の貧乏性かしら。リバーサイドフリーターかしら。(加治君ネタ借りたよ!!)
なんかさっきから川くさいしな俺。
スタジオには香水振っていくよ。