鈴の音自体は秋らしいのに、曲に入ると冬っぽくなる。

外から大量の鈴が鳴る音がずーっと、ずーっときこえてくる。

硬い飯をガリガリ噛む音よりも大量の鈴の音が気になる。

鈴という楽器は、鈴虫の鳴き声をモデリングしたんじゃないのかしら。そっくり。
外に鈴を持った人がたくさんたくさん並んで絶えず腕を振り続けてるんじゃないか。
カーテンを開けても姿は見えない。
ずーっと、鈴の音がきこえる。

人類の、鈴という楽器の発明によって以後、夏とか、冬にこの季節の空気とか匂いとかが恋しくなったらいつでも秋の音に触れることができる恩恵を享受できるわけなんだけど。

鈴の音って、楽器として使うとなんかサンタクロース来そうな感じがするんだよね。
不思議だわ。
楽器としての形状のせいかしらね。手にすると振らずにはいられないものな。シャンシャンと上下に。
それでリズムとったらもう来ちゃうよね。白い毛に覆われたおっさんが。
不思議だわ。

アクセントで入れるとなんか夏っぽいし。

無秩序かつ大量に鈴を鳴らし続けたらたら秋っぽくなるんだろうけど、それはもはや環境音楽というか、環境音だ。

大量の鈴の音がずーっときこえて続けてる。