いくらでもつくるよ記念日なんて。

4月2日は、個人的に節目扱いしている日。
初めてステージの上でギターを弾きながら歌った日で。
4年前の4月2日。確か金曜日だったかな。
バイト早上がりして、池袋に向かって。
居酒屋が並んで、夕方からは前髪の長い呼び込みのニーチャンがウロウロしてる、西口の賑やかな通り。
いつも生ゴミと小便が混ざったような臭いがしてて、タヌキみたいなデカいネズミがビルの隙き間を走ってるようなエリアにあるライブハウス。
最近、写真やら音源の整理をしてて、
その日のライブを記録したファイルが見付かってさ。
思いっきり音外してましたね。
楽しそうに。
嬉しかったんですね。

こんな感じの。
このバンドを組む少し前。
学校もあんまり行かなくなって、
外に出ないとそれはそれでさみしいけど、
かといって、用も無いのに急に会いたいと言える人との関係もちゃんと築いていた訳でもなく。
部屋でブログを書き、曲をつくり、誰にという訳でもなくインターネットの海に投げ続けていたのですね。
「ひきこもりって太ると思ってたけど、痩せていくんだー。それでいて体も心も軽くならないなあ。」
っていう無駄な知識を得たのもこの頃です。
それはそれで楽しかったし、たぶん今やってる事の原型もそこらへんにあるんだけど。
ネットを通じたどこかの誰かからの「きいたよ。」っていう反応は、声がきこえなくても嬉しくて続けてた。
会ったコトはないけど他人とは呼びたくないくらい、外では話さない事を共有する人達から少しずつ反応をもらって。
それを受け取ってしまっておいてしばらくおいたら自信みたいな何かに形を変えてて。
「もっと曲つくりたい!!」とか調子に乗り始めてサラリーマン行き特急列車の切符を返上して本格的に社会的アウト君になって。
そんな頃に、幼馴染Tから「近所で飲まねえかい。」という誘いを受け。
情けない近況報告をした時に、
「バンドやろうぜ。」と。
まぁその時の話の大半は「いや、あいつらは付き合わずに突き合ってるだけらしいよ。」とか地元のしょーもない近況だったんですけどね。
Tが当時知ったという『タンポンハイ』とかいう頭おかしい飲み物の話で盛り上がったのも今は懐かしい思い出です。
それからTの周りでメンバーが集まり、
スタジオに入って、
曲がスタジオで生楽器によって演奏されるっていう、今となっちゃ当たり前な出来事に感動してこの時期の私はスタジオでとてもはしゃいでいたりして。
これまで部屋でしか鳴ることのなかった曲が、今四人で生楽器の音で鳴ってる!!って。
そのバンドで初めて立ったステージ。
Riverside Creatureの初ステージ。
四年前の今日がそんな日。
俺にとっての節目扱いの日。
ライブとかやる前は、
最初はひとりしかきく人いなくて。
でも「俺以外の人にきいてもらいたい。できれば恥をかかずに済む感じで。」
っていう情けない自己顕示欲は抑えられずに部屋から発信を始めて。
一緒に演奏したり曲を育てていく仲間ができて。
仲間ができたよって言ったら「ライブやりなよ。」って近くて遠い人達からの言葉ももらって。
外で活動したらきいてくれる人が増えた。
わざわざ時間をつくってききに来てくれる人達に向かって音が出せるようになって。
5年目の今年、
ライブハウスの開演から終演まで、まるまる俺達の曲を直接届ける念願の一日を迎えにいける我々になれたよ。
単独公演。やるよ。
空気に触れる事がないままつくり続けてた頃を思うと、
単独でライブ公演のステージに立つコトはなんとも誇らしい。

「ある怪物が、」っていう書き出しのお話を語る様な。
それでいて、ワンマンライブっていうか僕らクリーチャーなのでワンクリーチャーライブですよ的な。
池袋のライブハウスでふりかざした喜びに近い何かはまだある。
そういう、春っぽい喜びが始まった節目のお話。

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