黒歴史をターンオーバー。S.H.Eを召喚してターンエンド。

高校生の頃。
バンドを組んでた。
ドラム、ベース、ギター、ギター、ボーカルの5人のバンド。
俺はギター。
バンド名は『Dual』
毎日ギターを弾いてて、
ギターだけ弾いてる生活だったらイイなって思ってた。
今振り返ってみるとそれはほとんど実現してたのに、
当時はそんなコトに気付かずに若干の不満を抱えつつ高校生やってた。
宿題めんどくせえ。
昼休みめんどくせえ。って。
高校では軽音楽部に入ってて、
学内ライブという名の発表会や、
文化祭でバンド演奏をしてたんだけど、
それは当時高校生の間で流行ってた、
ハイスタとか、モンパチとか、
ゴイステとかのコピーバンドで。
それとは別に、
学外でオリジナル曲を演奏するバンドに入った。
どういう経緯かは忘れたけど、
学外でやるライブに行った時にそのバンド、Dualを見てて。
ステージの上の高校生4人と、
あとボーカルは何故か大学生の人だった。
遠目に見てレゴブロックのあのプラスチック人形みたいな顔してる浅黒い大学生。
父親の高級車を乗り回してる、よくいる大学生。
その時は大人の人が混じってる、
っていう違和感がハンパなかったのを覚えてる。
今俺が大学生に混じったら違和感を感じるのはきっと彼らの方だけど。
そのライブ見ててさ、
すごい悔しくなって。
その時、
俺も学外でオリジナル曲を演奏するバンドをやっててさ。
『Shot Gun Shot』
っていうバンド。カッコイイ名前でしょ。ロケンローみたいだね。
中学生の時に5人で結成して、
色々メンバーチェンジを繰り返して最後はドラムと三人になったんだったと思う。
そう、その色々なメンバーチェンジで、
最初に加治君がギターで入ったんだ。
加治君、当時フライングV弾いてたんだよ。
それでベーシストが抜けて、
加治君がベースを弾くようになって。
俺は不動のギタリスト。
そのShot Gun Shot。
やってたんだよ。
その繋がりだったのかな。
学外のライブ観に行ったの。
目の前で見た大学生を含む高校生バンドのライブを見て、
「カッコイイな」
って思って。
それが俺の中で度を超えてたんだと思う。
悔しくなってて。
Dualのリーダー、
同じ高校の軽音部の同学年の奴で。
見た目も目立つし、
そんなカッコイイバンドやってるし、
そうだ、その時のライブ、小さい会場だったけど満員だったんだ。
知らない高校の生徒とかもいてさ。
つまりアレだ。
所謂『学校の人気者』ってやつだ。
更に学校から出ても人気者。
同じ学校で、同じ部活で同じ学年で。
あいつはアレで、
俺は。
そこら辺の不満を、
加治君に何度も何度も話してたと思う。
「あいつさ、軽音部ではさ、」
みたいな感じで、彼の話を中心に。
それを彼はどんな気持ちでその話をきいてたのか、
当時は考える脳みそが無くて、
今は思い出す記憶が無いからわからないけど、
しばらく経ってその人気者から、
「ウチでギター弾かない?」
って言われたんだ。
嬉しかったよね。
「いいのかい?」
みたいな事を返した気がする。
今の俺がその場にいたら、
学ランの俺に言うハズだ。
「いいのかい?Shot Gun Shot。」
って。
その時は両方のバンドを併行していくっていう結論で、
加入したんだ。
Dual。
今思い返してもドラムのレベルが桁外れに高くて。
っていうかこないだ当時の音源聞き返したんだけど。
俺に声を掛けてくれた人気者の彼はベーシスト。
これまた学内でよく話題に登るプレイヤーで。
結構ライブ、学外でやっていくようになって。
元々活発じゃなかったShot Gun Shotは結局自然消滅しちゃった。
加治君は高校でベーシストとして活躍してた。
Dualは、最初のうちは大学生のボーカルのレゴが、
色々リードしてて。
ライブハウスのブッキングをやってる人らしく、
Dualのライブスケジュールとかもレゴが話持って来てた。
何かある度に俺だけ、
「だからおめぇはモテねーんだよ。」
ってレゴに言われてたな。
『こうしたらモテる』
じゃなくて
『だからお前はモテない』
っていう話がやけにあるなーって思ってたけど。
俺の特徴を挙げていくだけだから簡単だよな。
事実モテてない俺は反論できないんだから。
「スマート読め。スマート。」
「スマート?何それ。」
「うわ、だからおめぇはモテねーの。」
みたいな。
メールのテンションが低いだとか、
絵文字顔文字使わないのがダメだとか、
他にも色々。ほとんど忘れちゃったけど。
レゴの助言(?)を機に初めてファッション雑誌という物を手に取った。
そう、アレ。smart。メンズのファッション雑誌。
Dualはスピードメタル系のハードなサウンドと、
やったら声の高いボーカルの曲を指向してたから、
レゴは途中でチェンジになったんだけどね。
同じくDualのステージを観に来てた歌のうまい、
一コ歳下の女の子がボーカルになった。
でもレゴは『マネージャー』っていう立ち位置で、
しばらくDualの近くにいた気がする。
それでツインギターのもうひとりのギタリストもバンドを去って、
めっちゃうまいドラマー、モテるベーシスト、歳下JKボーカリスト、あと俺の4人で活動するようになって。
結構調子乗っててさ。
高校生のバンドコンテストに応募したんだ。
そしたら予選通過して、
東京代表の決勝大会に出場できるコトになったの。
高校生バンドナンバーワンを決めようぜ、みたいな大会。
会場は渋谷ON AIR WEST。
「おんえあーうぇすと?ラジオとかでよく聞く場所じゃん!!すげえ!!」
ってね。
会場に審査員とかいてさ。
どっかの会社の人とか何人かいたけど、
元プリンセスプリンセスのベースの人しか覚えてない。
フロア広いなー。
二階席とかあるじゃん。
みたいなね。
そうなるともちろんステージも広いんだ。
それまでの演奏の中で、
一番緊張したよ。
演奏中に足の震えが気になったり、
力を抜かなきゃ指が動かないのに、
指先に痛いくらいに弦が食い込み続けるの。
手汗で滑ってポジション間違えるし、
客席なんかほとんど見てない。
だから、
輝かしい決勝大会のステージは、
最悪のパフォーマンスを続ける自分の手元と、
足下の黒いゴムマットの記憶しかないんだ。
なんで審査員、プリプリの人しか覚えてないかって言うとさ。
その人からコメントもらったんだ。
演奏後に、ステージにいる各プレイヤーにコメントを授けていくっていう流れだったんだけど、俺だけあんまり音楽とは関係無いコメントで。
「右手、はやく動いてたね。」
以上。
コメントに困ったんだろうな。
でも言わないのも気の毒な流れだっただろうからね。
批評の対象にもならんから、
もう見たまんま言うしかないけど、ええい!!
みたいな言葉を選んだ気遣いくらいは俺もわかったよ。
大人を困らせちゃいかんよな。
もちろん、
グランプリはどっかのすごい高校生バンドが持っていったよ。
そりゃあとても悔しかった。
高校生の時の悔しかったエピソードの上位は、
ほとんどこのDual絡みなんだけど、
コレは恥ずかしかったのも相まって、
強く印象に残ってる。
その時思った。
いつか、
このステージでリベンジ。
当時の俺が知り得る、
一番大きくて敷居の高いステージがそこでさ。
だから、
その時に一番自信のあるパフォーマンスをそこに残してきたかった。
残してきたかったのに。
思い出せる限りで最悪のモノを置いて帰って来た。
だからココにはちゃんとしたのを置き換えにこなきゃと。
ちなみに、
この大会の次の年のグランプリは、
加治君が高校で組んでたバンドが勝ち取ったんだよ。
いつかこのステージでリベンジ。
もちろん、RCを結成した時も覚えてた。
「ON AIR WESTですげーライブやる。」
ってな話もしたんだ。
スタジオリハ終えて、4人で入った池袋の居酒屋で。
もう気付いてるよね。
その時が迫って来てる。
今は『ON AIR WEST』
じゃなくて、
『渋谷O-WEST』に名前が変わってるけど。
6月14日
S.H.Eのワンマンのオープニングアクトで出演するんだ。
目指してた場所だからさ、
S.H.Eにこの話、伝えてもらった時は、もちろん嬉しかった。
でも直後、悔しくなって。
俺がやりたかったのって、
S.H.Eが決断した事じゃないのかと。
思い入れがある場所を自分達のワンマンライブの会場に選んで全力で臨む、っていう事。
彼らは勇気ある決断をしたけど、
俺してないじゃんって。
悔しい。その分彼らが眩しい。
『いつか』を実現に向けて、
もうすぐそこまで近付けてるS.H.Eを尊敬する。
そういう大事な日に、我々を召喚してくれたコトを深く感謝もしてる。
そんであと、超嬉しい。
でも、
この悔しさの行き場が無くてさ。
S.H.Eに対しては感謝とかリスペクトとか、そういう好意的なアレだし、仮に俺の悔しさ伝えても、
「え、う、うん。そっか。。」
ってなるだけだし。
ゆきえ辺りは
「どしたー?なんかイヤな事でもあったのかー?」
みたいな優しいので返してきそうだし。
余計情けなくて埋まりたくなるわ。
悔しいのは、
自分で置き換えるしかない。
そしてあの場所だから。
過去の悔しいのと一緒に、
それらを全力のパフォーマンスでナイスな思い出に換えてしまおうという目論見なんだ。
高校時代の黒歴史克服と、S.H.Eからの恩への返礼になる、
俺の中での一大事。
俺の中でS.H.Eが絡んでる分、
更に切実。S.H.Eのコト好きだから。
「昔すげーあそこで恥かいたんだけど、
むしろアレがあって良かったみたいなトコあるわ。
完全に今日の為の伏線だったわ。」
みたいな、好きな人達と、素敵な記憶を共有する為の出来事にしようと。
悔しさを追加した分、ひっくり返すときは。
オセロみたいに、頭ん中で黒いのから白いのにパタパタと変わっていくやつも大量に増えるから。
そういう意気込みで、
俺はあのステージに立って全力でS.H.Eを召喚する。
そしたらもう大丈夫。
She Hugs Everythingだ。

渋谷O-WEST

S.H.E Presents

『She Hugs Everything』

2013/06/14 fri
-act-

S.H.E / 
Riverside Creature [O.A]


open: 18:00
start: 19:00

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door ¥3,000 +D
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■最新MVです。
『最少愛』

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もしよかったら、
あなたのポッケに入れて、
外に連れ出してやってください。
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