一生付き合う心の友。

食欲の掴みどころがいまだにわからないお話。

今すぐ何かを口に入れたい、って強く感じるのは、だいたいいつも同じ時間帯。
でもそのタイミングこそ、ちょうど腰を据えて画面に向かいたいから直視しないことにする。

たった数十分くらいで鳴りが潜んでることに気付く。
強めのリクエストだったのに、少し放っておかれると、その場を離れてふて寝を始めるみたいな不思議が一つ。

もう一つは食欲を満たしてる時。「食事中」と呼ぶにはちょっとあいまいな、間食みたいな時間。
何かしらのスナックを食べていて、手が止まらずに一袋いっちゃう時ってさ、
あの惰性っぽい時間はあんまりハッピーじゃないんだよね。
食べ始めから食べ終わりの間のどこかのタイミングで食欲が何か別のエネルギーを変わり身に置いてフッと、どこかに行っちゃったような感じ。

あとは、「ああ、たこ焼きが食べたいな。」みたいな、何かしらのきっかけで食べたいものが思い浮かんだ時、
たこ焼きへの執着をクリアした場合としなかった場合とで、あまり違いが無い不思議。
「これで遊んで!」って、ボールを咥えて駆け寄ってきたのに、結局一緒に走ってたら疲れて座り込んじゃったみたいな。

「腹の虫」とは言いますが、私にとっては気まぐれな犬のように感じられる。
でもいまだに飼い慣らせてる気がしない、食欲のお話。一生の付き合いだから、良き友であれるよう仲良くしたいものだよね、っていう。