川辺に近付くと湧き起こる、ほのかなエキサイト。
川辺には妙な引力がある。 河川敷くらいの、川との距離感だと。 「歩くのが心地よい」だとか 「眺めがよろしい」と言った穏やかな心持ちをもたらすものだけれど 時々、川底で。今は川辺。 みたいな石とかがゴロゴロしている川辺を歩...
川辺には妙な引力がある。 河川敷くらいの、川との距離感だと。 「歩くのが心地よい」だとか 「眺めがよろしい」と言った穏やかな心持ちをもたらすものだけれど 時々、川底で。今は川辺。 みたいな石とかがゴロゴロしている川辺を歩...
花火の音が聞こえるようになった。そろそろホラー映画を選んで夕涼みする頃合い。
夏の暑い最中、音で涼を取りましょうっていう風鈴のコンセプト、好きだ。とはいえ、都会の過密気味のエリアだと騒音トラブルの元になるそうな。確かに年中屋外に放置して鳴ってる家見かけると「そうじゃないのよ」ってなるであろう。 あ...
富士そばでは、今も演歌が店内BGMなのだろうか。飛び込み営業バイトの頃、平日の富士そばの殺伐とした雰囲気が好きだった。 時間もお金も惜しい者たちが肩をこすりながら蕎麦をすするような『酔える』空気があって。実際は時間もお金...
涼しくて雨音が続いてるからよく眠れる。外から聞こえてくる音が常に雨音で、それが外の音のメインになって、エンジン音とか常に鳴ってるガイダンス音声とかをサブ扱いにしてくれる。 風が強い日は風が木を揺らす音が外の音のメインにな...
時間とか人の手、テクノロジー、そういう労力とか、それらと交換されるお金ががたくさん加わった、一言で表すと『高級な』場所は、足音もお高い。 床材の下に空洞が無い、密度の高い音。ヒールでコツっと、もしくは厚いカーペットでファ...
「バイノーラル・ビート」というサウンドの種別。Binaural Beats。直訳だと、二つのマイクを使用して録音された、両耳別々に届く音、みたいな感じ。 左右でちょっとだけ音をずらして、それらを同時に聞くとうねりが生まれ...
最もよく聞こえてくる音が、雨音の日。空から降ってきた雨粒が地面とか、植物に当たる音とか、屋根とか壁を流れて集まった雨垂れが板とかガラスにぶつかる音とか。水滴の大きさと、触れる素材の多種多様な音が層になって、雨音。 音の幅...
心を据えたい時は聞こえる音の数を数えると良い。 「今この瞬間、聴こえる音の種類はいくつある?」 「この環境音を作るとしたらどの音が必要だ?」 まず近くに鳥A。小さめの高い音で鳴いてる。ちょっと離れたところで鳥B。これは知...