ハイハットを4発。

ハイハット4発で曲をスタートする必殺技感。

電話帳でリハーサルスタジオを調べて初めて電話をしてバンド練習をしに行った中学生の頃から。
「シャン、シャン、シャン、シャン」のハイハット4発で曲をスタートした回数がダントツでトップ。

始めたばかりの頃は、技術の都合でそれしか選択肢が無かった。
だから若きバンド達の曲はだいたいハイハット4発で始まってた。

この傾向によって形成される若いバンドのイメージが、『勢い』とか『直情』みたいなニュアンスとして、
私の使うハイハット4発スタートに刻まれてる。
だから元気な曲に使う。

もう一つは、
ライブにおいて、曲間に
「TOKYO!!」

「うぉー!」

「TOKYO!!!」

「うぉー!!」

「TOKYO!!!!!」

「うぉおおおおおお!!!!」

みたいにオーディエンスを盛り上げた後にタイトルを叫んだ直後。
ハイハット4発でイントロスタート。
このパターンで高まってきた経験から、このスタートにはシンプルな必殺技感が強い。

4発カウントしたらさ、「いっせーのーっせ!!」ってバンドみんなで一気に音を炸裂させるじゃない。
細やかさとかじゃなくて、ストレートかつシンプルに全力をぶつける潔く爽やかな曲の始まり方なんだよね。

あと、そのハイハット4発叩きながらドラマーの声によるカウントがちょっと聞こえてくるパターンも気分上がるよね。
ハイハット4発スタートのお話。