自分のムードを上げてくれるものを常にストックしておくことは良いことだよね。
勝負時のマジな下着とか、お気に入りの定食屋で「いつもの!」キメると頑張れるとかさ。
こういう類の「エンチャント習慣」を大小様々、自分の中に置いておけば、普段からご機嫌で過ごせて、それだけで社会貢献が果たされてるんじゃないかとすら思える。いざという時に備えやすくもなるだろうしな。
その中で、特にコストパフォーマンスに優れた秀逸なエンチャント習慣がクイック掃除なんだ。そういうお話。
普段自分の視界に入る場所を、1分くらいで一箇所だけサっとどこかを綺麗にする。これだけなんだけど。
「トイレ」とか「キッチン」とかそういう大きい範囲じゃなくて。
洗面所の蛇口くらいのピンポイント。
これがね、良いのよ。
まず手間が全然かからない。にもかかわらず、変化がわかりやすい。
基本的に掃除って、やったらやる前より良い状態にしかなっていかないからさ。
目の前で状態が良くなるものを見るのは気分が上がるんだよね。
特に金属とかガラスとか、光を反射する場所はわかりやすくて良いよね。
目にするたびに「やったぜ。」っていう小さな達成感がリマインドされるのよ。
しかもさ。これ、長続きするのよ。
ヘビーな作業の後のチョコとかもすごく気分上がるんだけど、良い気分の持続時間はそんなに長くないんだよね。
それに引き換えこのクイック掃除。蛇口だったら1週間は洗面所に立つ度にニヤリとできるんじゃないかな。
さらにもっと良いのはさ、失敗するリスクがほぼ無いって言うこと。
ごちゃごちゃした頭をクリアにするために、無心に野菜を刻みまくっていい感じのスープ作る、とかも大変効果的だけど、たまに失敗するんだよね。これが本当に手痛い。
自分をアゲるために選んだ行動でテンション下がるとかね。うん。
それに引き換えこのクイック掃除。蛇口をピカピカにするのにミスする可能性は段違いで低い。お手軽。
鏡とか、ディスプレイとか、頻繁に目にするものにちょっと施すだけで良いエンチャントが手軽にかけられるっていうお話。