深爪。

「自分の爪をいい感じの長さに保つ」っていう技術はさ。
子供の頃に身に付けてから今でも使い続けてる、歴の長い技術なんだけどさ。
いまだに、たまにミスる。

歴30年を超える爪切りですらミスることを考えたら。
身に付けたての色々にミスが出るのにいちいち凹んでたらキリがないっていうちょっと強気な気持ちと、
歴数十年積んでもこの先ミスることはあるんだなぁ、っていう何か、掴みどころのない不確かな感じが混在する深爪のお話。

あ、でもそしたらミスが無くなったら、その技術はもう使わなくなってるのかもしらん。ミステイクは現役の証。