タケコプターの高速回転。

3Dのドラえもん映画だと。タケコプターを装着して飛んでる姿を見るとこわい。
回転するプロペラとか真下で風を受ける髪の揺れの表現が細かく描かれてるから。
ドラえもんに現実の物理法則を持ち込むのは野暮だけど、2Dアニメでは意識に登らなかったことが気になったりして。
描かない部分があることで保たれるバランスみたいなものが、フィクションにはたくさんあって。

ベイマックスのヒーロー仲間で、高速回転する円盤を装着して移動したり攻撃する味方とか、スパスパ物を切り刻むレーザーが手から出る装備の味方がいたんだけど、彼らを思い出した。描写が細かいが故に「くしゃみしたら鼻削げる!」みたいなヒヤヒヤ感があって。

この「触れたら大変なことになってしまう」みたいな印象は、悪役側の描写で受け取りたいものなんだ。
そしたらヒーローが作中で解決してくれるし、ヒヤヒヤが大きい分解決した時は気分がよろしい。
故にヒーローの戦闘スタイルはオールドファッションを好む。

あ、でも3Dドラえもんの背景、風景すごかった。映画とか本でたまに受ける「そこに行ったことがあるわけではいのに感じるノスタルジー」が感じられて良い気分だった。