自分との約束。

「自分との約束」
ちょっと重いね。
今より先の未来に何かやろうと決めたこと。
明日は食材の買い出しに行く、とか、今月中にファイルをまとめておく、とか。

約束が、果たされなかった時の落胆の大きさは、抱いていた期待の大きさに比例する。
落胆が過ぎて怒りに変わることすらある。

他人に対しての場合は特に。
例えば、給湯システムが故障して、お湯が使えなくなった時にさ、
修理業者に連絡して「本日の13時に伺います!」って言われたのに来なかったとしたらさ。
超怒るでしょ。

ああ、今日来てくれるんだ。夏とはいえ水シャワーは辛いからな。夕方の外出前にシャワー浴びて外出れる。助かった。
って当然のように思うからね。

これが、約束を破ったのが自分だったらどうか。
破った方も破られた方も自分。
どっち側に立つか。

もっと練習したら、憧れのトーンに近付ける。
夏休みは毎日早起きして勉強して、天王山を取る。
でも、二度寝しちゃった。みたいなね。
優秀なミュージシャンとか、大学受験合格とか、なりたいものへの期待が大きかったのに。

サボった方の味方についてきたよね。
過去の俺はちょっと盛りすぎだよ、って。

果たされない約束が、小さなものから大きなものまで増えていって、
少しずつ自分への期待も遠慮がちになる。
「現実的」なんて言葉を都合よく使ったりしてね。

約束を破られた方の私が、もしかしたら頭の片隅で超キレてたのかもしれない。ずっと。
約束破った上に無視までしやがって!って。
外出前に水シャワーでキレてるように。
行くって言われたら必ず来るものだと思ってるし、やるって言われたら必ずやってくれるものだと思ってる私が。
時々非常に機嫌がよろしくない時は、彼が過去の破棄分も含めてキレ散らかしてるのかもしらん。

約束がどうしても果たせないような時は、代替案を出すのがベターよね。
仕事なら言われるじゃない。
これを彼に対しても適用してみてはいかがだろうか。

キメ顔で「プランBだ。」って言ったら、
彼の目の色がちょっと変わるような気がしないかい。
不測の事態に対応を試みるワクワク感も加わって。
「約束を守れなかった」の印象が「新しいチャレンジ」にスライドするような。
プランBもCもDも、その場で作るんだろうけど、元々あったみたいな顔してれば大丈夫。バレないバレない。