頭を、使わない。

「壁にぶつかった」

と言えるほどの困難ではなくて。

ちょっと気合いを入れて腰を据えて取り組んだら突破できるかもしれない、できないかもしれないけど他の方法も試していったらなんやかんやうまくいくであろう、と思しきくらいのハードルを目の前にした時。

手順もだいたいわかってるし、手を付けたら途中の工程をすっ飛ばしたかのようにキリのいいところまで駆け抜けられるような気もするのに。

このダラダラした時間から抜け出るのが非常に億劫で、
達成感も爽快感も無い後ろめたいダラダラの惰性に身を任せてしまうこともある。

それで気分が下がる。

その下がった気分を上げる方法はわかってる。
一番近くにあって、最も効果的な方法。
手をつける。
しかもやりたいことですらある。しかし今は…みたいな。
片を付けたら爽快な気分になるであろう。それもわかる。
わかるけども。
この気分で取り組んでいいのだろうか?みたいな、言い訳でダラダラを続行する。
後から振り返ると「その理由で何故通した?」っていう無理ある言い訳になりがち。

長引くと、そこから先に進めなくなる。
他のことをしても集中力に欠ける。

こういう時こそ頭を使っちゃあいけないっていうのが、近年安定してきた。
ダラダラはいまだに起こるから、対処の方をマシにしていこう、という試み。

より良い始め方とか、今の気分とか関係なく、反射で始めてしまう。
ピタゴラスイッチのビー玉のごとく。前のギミックが動いたら私の番。

そのキューを、アラームとした。アラームが鳴ったら何も考えずに始める。
有名なのだとカウントダウンして始める、っていうのがあるけど、
私の場合は5分タイマーかけてそれまでダラダラして、これが鳴ったら、っていうので落ち着いた。

無事ハードルをスッと超えたら、
一つ片を付けただけなのに、あっちもこっちも道が開ける感覚を抱く。
開けたんじゃなくて、ダラダラが長引いたがために塞がってたんだけど。
オセロみたいに一気に他のエリアも我が物にした感をゲットできる時もある。

その時の気分と視野を大きく左右する。

やるか、やらないか、それが問題だ。