声色の癖。

靴底の減り方が、いびつ。

カカトの外側がよく減る。

そして左足の方がよく減る。
故に歩き方が、いびつ。

ずっと変わらないから、歩き方の癖もずっと変わってないってことになる。

歩き方は靴が教えてくれるからいいけど、
触れる物が無いような、体の内側の方の癖は気付きづらい。
目線の引き方とか、声の出し方とか。

いつもはあまり気にしない、「私には癖がある」ってことを念頭に置きつつ次の一手を選ぶ。
縛りルール。
手を動かし始めた後に自分をエキサイトさせる方法の一つかな。
ほら、利き手と逆の手で食事をして面白がるみたいな。

自分の癖を見つけるために、敢えてしっくりこない、自分にとって不自然な力の入れ方で声を出してみたりする。
声マネの達人はさ、かなりたくさんの声を使い分けられるじゃない。
それぞれ自在に出したり引っ込めたりできるってことは、全部、力の使い方の組み合わせが違くて、それを的確に管理できてるってことでさ。
いつも使ってるやり方以外、癖の外側を、内側の方に巻き込んだわけだよきっと。膨大な練習で。

「ワンパターンでも別に良くね?」ってな具合の軽さで腰を上げてみるものの。
やり始めたら他のも試したくなるものでさ。

歌い方だけじゃなくて、口から面白い音が出ると「効果音、全部、口でフォーリーできたらマイクだけでいいのかー」なんて不毛な事を考えたり。
口からプヒョプヒョ変な音出しながら遊んでる。
子供がよくやるよね。音と、音が出る時の口周りの感覚を楽しむあれ。

靴底の話どっか行ったね。癖のお話。