願掛けの習慣断ち。

願掛けの習慣断ち。
習慣を突然断つと、元々存在していたタイミングで都度手が、もしくは足が止まる。

たとえば机の上に置いていたタバコの位置の上を、こう、手がスカスカ空振りして、

「ああ、もう無いんだった。」

っていちいち確認する瞬間が日常に頻繁に生じる。
習慣として生活の中に存在していた時はそんなことは考えない。なぜなら習慣だから。

この「ああ、」に願を掛けておく。
そしたら日常の「ああ、」の度に願の方も思い出す。
念願成就に必要な初動の重さ。捧げた「ああ、」の大きさがその挫けがちな時期に滑る足を止めてくれる。

習慣断ちによる違和感が消える頃には、代わりに念願成就のための習慣が定着する、もしくは既に掛けた願は叶ってる、という寸法。

捧げる習慣は、経験上「これは無くすわけにはいかんなぁ。」と思ってるものほど良い。
だから、「タバコやめたいんだけどね…。」みたいな人にとっての喫煙は、ちょっと弱い。
「死ぬまで吸う!」っていう人にとっての方が、絶った途端の違和感の大きさが著しい。故に掛かった願のリマインドも頻繁に起こる。

今、生活の中で当たり前に存在していて、私にとっての「これは無くすわけにはいかんなぁ。」でパッと思い付いたのは、作業用の椅子。
健康のために時々立って作業する、とかじゃなくて「座って作業する」を消す。
マジな願掛けをする時の第一候補。