無為の時間。

無為の時間。

何もせずにボーッとしてる時間。
瞑想的な感じじゃなくて、もうちょい緩い感じ。
お茶をいれる間の数分間とか。
そういう隙間にモバイルな機器が、もう長い間ずっと入り込んでてさ。
昔々はセンターに問い合わせてメールの受信をしたり、ブックマークしてたテキストサイトを読んだり、今だとソーシャルメディアのチェックとかだよね。
何もしないことがもったいないような気がしてた段階を超えて、もう何も考えずにオートモードで画面なでてるよね。

それで、意識的に何もしない時間を細かく生活の間に挟み込むようにしてるんだけどね。

何かしちゃうんだよね。

お湯が沸くまでの時間はコンロとか拭いちゃうし、茶葉を湯に浸してる間はパッケージとか読んじゃう。
まぁクイック掃除も良いものだから、それはそれとして何か拭いたりしてる時間も存在してる。
ポストに入ってくる広報誌とかチラシもいったん眺めてから捨てたいしさ。
でも無為の時間もほしい。放っておくと何かしたがるんだよね。

敢えて窓の外をボーッと眺めたり、壁とかじっと見てる時間にしてみる。
なんでそういうことをするかと言うと、放っておくと何かしたがる勢いを、頭の中を走り回る方に使いたいからでさ。
席を立つ前にやってた色々の別バージョンが思い付いたり、足元に転がってて見落としてたくらいの近さで探し物が見つかるのを知ってるから。閃きに良い行動として、散歩とかシャワーは有名だけど、この窓or壁タイムも結構いい感じ。
「さて。今日は何を書いたものか。」って始める壁タイムで、このスペースも埋まってたりするよ。っていうお話。